10月22日にCitrix Workspace Summitが開催されました。バーチャルイベントとして開催された今回のサミットでは様々は発表があり、今回のブログではCitrix Workspace Summitで公開されたCitrixのWorkspaceの戦略について、ご説明します。
テクノロジーは、ほとんどの従業員にとって仕事を複雑にしています。日々の業務ではアプリケーションが多すぎて、仕事をこなすための適切なリソースを見つけるのに苦労しています。このような状況を改善し従業員エクスペリエンスを向上すること、とセキュリティの両立という課題だけでなく、場所を問わず安全で信頼性の高い働く環境の提供することが重要になっています。
Citrix Workspaceは、従業員が生産性を高めるために必要なすべてのもの(アプリケーション、コンテンツ、ビジネスサービスなど)を統一して提供することで、組織に競争力を提供し、同時にIT部門がより効率的に、かつ安全なWorkspace体験を設計・管理できるようにします。Citrix Workspace Summitでは、Citrix CEOのDavid Henshallが概要を説明し、Citrix Workspaceがアプリケーションを安全に配信するポータルとして、従業員が最高の仕事をするためのソリューションであり続けるために、どのような革新を行っているかをご紹介しました。
Citrix Workspace Platform
私たちは Citrix Workspace を開発し、アプリケーションを安全で管理が容易な統合コンテナにまとめ、従業員が通常なら探し回る必要のあるバラバラのアプリケーションを一箇所にまとめることを可能にしました。また、アプリケーションだけでなくコンテンツやファイルも追加することで、エンドポイントやインフラストラクチャを統一して利用できるようにしました。
革新を続ける中で、Citrixは2つのことに焦点を当ててきました。
すべてのアプリケーションタイプ、すべてのデバイスタイプに対応
Citrix Workspaceは、従業員が必要とするアプリケーションやサービスに安全にアクセスするための唯一の場所であり、使用しているデバイスに関係なく、組織が求めるセキュリティとパフォーマンスを実現します。
従業員エクスペリエンスをサポートし向上する
Citrix Workspace のインテリジェントな機能は複雑さを軽減し、従業員は、場所やデバイスに関係なく、目の前のタスクに集中し、最高の仕事をすることができます。
Citrix Workspaceは組織の価値を高めるために、従業員がカスタムワークフローやビジネスアプリケーションにアクセスするための場所として設計されています。もちろん、Citrix Workspace には、現代のビジネスを推進するすべての標準アプリケーションが含まれていますが、企業が競争に勝つために重要なのは、カスタムワークフローとプロセスです。
また、これらのアプリケーションは、一貫して安全な方法で、すべてのデバイスにおいて利用できるようにしなければなりません。Citrix Workspaceは、Workspaceの拡張、カスタマイズ、パーソナライズができる機能を兼ね備えています。
Citrixでは、最も広く使用されているアプリや記録システムのための統合機能をプラットフォームに組み込み、すぐに利用できるようにしています。Citrixのプロビジョニングサービスは、サードパーティが仮想、Web、SaaS、ローカルのいずれのアプリケーションであっても、新しいアプリケーションを簡単に構築できるようにします。
また、Citrixの独自アクセスセキュリティにより、アプリケーションをWorkspaceに完全に統合して、他者からのアクセスを制御し、シングルサインオンなどのシンプルなサービスを提供することができまき、一貫して保たれます。IT部門は、セキュリティとパフォーマンスを保証した上で、必要とされる監視を保ち、従業員に必要な既存アプリケーションや新しいアプリケーションを配信の配信を可能にします。
また、アナリティクスと自動化を中心としたサービスを構築し、Workspace内でユーザーが何をしているかをシステムから観察できるようにしました。これらのAPIはAIプラットフォームに接続されており、優先度が高いものはどれか、ユーザーが実行しているワークフローは何かを常に学習し、環境を自動で最適化することができます。
アシスタントやボットを中心としたテクノロジーにより、アイデンティティとセキュリティレベルに基づいて利用可能なワークフローやアクションを簡単に開始したり、発見したりすることができます。これにより、作業を誘導・自動化し、適切なデータや情報を公開し自己解決するクエリ(問い合わせ)を発行することで、Workspaceを最大限にセルフサービス化します。
また、ローコード開発を含めて当社が公開しているAPIやツールを利用すれば、お客様自身がWorkspaceをカスタマイズして管理し、プラットフォーム上でソリューションを構築することが可能になります。これにより、お客様とパートナーの幅広いエコシステムをニーズに合わせてカスタマイズし、より迅速に導入することができます。
プラットフォーム上で、Citrix仮想アプリやデスクトップ、安全を確保されたSaaSやWebアプリなど、お客様が使い慣れたソリューションを提供することで、すべてのデバイスタイプでエンドポイント管理を可能にし、クラウドでもオンプレミスでも、従業員が必要とするすべてのコンテンツリソースに接続します。従業員は、業務用のSaaSアプリ、ブラウザ、Teams、Slack、Google Workspaceなどのチャネルを介してWorkspaceプラットフォームを利用することができます。
Citrix Workspaceプラットフォームは非常に強力なプラットフォームであり、当社はパートナーと緊密に協力して、あらゆる組織のためにその価値を最大化していきます。Citrix Workspace Platformの詳細について、また、ビジネスサービスプロバイダやグローバルシステムインテグレータとのWorkspace体験の強化の詳細については、Citrix Workspace Summit ページをご覧ください。
ビジネスサービスプロバイダと GSI が Citrix Workspace の価値を拡大
Citrix Workspaceプラットフォームは非常に強力であり、当社はパートナーと緊密に協力して、あらゆる組織のためにその価値を最大化していきます。Citrix Workspace の機能は、Microsoft や Google などのパートナー企業のテクノロジーと密接に連携して、シンプルでシームレスなサービスをお客様に提供していますが、当社のパートナーエコシステムには、ビジネスサービスプロバイダやグローバルシステムインテグレータなど、お客様がCitrix Workspaceの価値を実感できるように支援している企業も含まれています。
ビジネスサービスプロバイダ
Citrixは、ビジネスサービスプロバイダと連携して、従業員の作業を妨げる複雑さを取り除き、Citrix Workspace内にワークフローを実装します。ワークフローは、従業員が行う必要があることに基づいてタスクを表示します。適切なアプリを探したり、アプリメニューを検索したりする必要はありません。
最近の例として、UpworkとZohoとの連携を考えてみましょう。Upworkでは、Citrix Workspaceを使用して、組織が安全に人材を見つけ、採用し、管理できるようにしています。また、CRMソリューションプロバイダのZohoとの連携により、従業員はCitrix Workspaceのマイクロフローを使用して、アカウント、連絡先、リードの作成や更新、取引情報の追加を迅速に行うことができます。
グローバルシステムインテグレータ
当社は、Capgemini、Cognizant、Deloitte、富士通、Tata Consultancy Services、Wiproなどのグローバル・システム・インテグレータ(GSI)と、企業向けに大規模かつ全体的な取り組みを行ってきました。当社はGSIと長い関係を築いており、多くのお客様がデジタルやワークプレイスの変革などの戦略的な課題を支援するためにGSIに依存しています。
一部の GSI は、DXのための組織化機能として Citrix Workspace を中心に幅広いコンピテンシーとイノベーションを構築しています。また、従業員の体験を近代化し、統一され、組織化され、安全で、インテリジェントなWorkspaceを提供する手段として、Citrix Workspace を中心にコンピテンシーとイノベーションを構築している GSI もあります。
当社の GSI は、コンサルティング、イノベーション、統合、ホスティング、およびプロフェッショナルサービスを通じて、Citrix のポートフォリオを活用したカスタムメイドのソリューションを提供し、組織の目標達成を支援しています。その多くは、業界や地域に特化した専門知識を持っています。彼らは、当社のローコード・ノーコードツールを使ってWorkspaceをカスタマイズしています。
Citrix Workspaceは、日常的に使用する重要なサービスを通じて、従業員に一貫してハイクオリティなエクスペリエンスを提供します。Upwork のようなビジネスサービスプロバイダ、Citrix Workspace を中心に革新を行う GSI、およびお客様の特定のニーズに合わせて Workspace をカスタマイズできるチャネルパートナーとの協業を通じて、当社はそのビジョンを実現しています。Citrix Workspace Summit のページでは、これらのパートナーとの取り組みについて詳しく説明しています。
特に Citrix Workspace プラットフォーム機能とパートナーシップにおいて、Workspaceを中心とした革新に引き続き注力していきます。統合やコネクタ、そして Citrix Workspace を通じて提供されるアプリケーションは、今後も成長を続けていくことでしょう。Citrix Workspaceは非常に強力なツールであり、従業員に最高の仕事をするための自由を約束します。