11月4日にマイクロソフトのブログにてOffice 365のネットワークパートナーシップに関する発表がありました。

Office 365、ネットワーク接続関連の新たなイノベーションとパートナーシップを発表

モダンなワークスペースを実現するためには優れたユーザーエクスペリエンスが不可欠です。クライアントとOffice 365サービスのフロントドアとの間における、ネットワークの信頼性を確保するために、既にMicrosoftはOffice 365のためのネットワーク接続の原則を作成しています。

今回の発表では、主に以下3つについて触れられています。
・Office 365ネットワーキングパートナープログラム
・Microsoft 365でのネットワークパフォーマンス管理ツール(2020年プレビュー予定)
・ISPピアリングサービス(プレビュー)

Citrix SD-WANのOffice 365連携がパートナープログラム認定

Citrixは従来からMicrosoftとの強力なパートナーシップにより、APIによるURL/IPアドレスの自動更新などOffice 365ネットワーク要件に早くから対応していました。Citrix SD-WANはOffice 365ネットワーク認定パートナーとして一番に列挙されています。Microsoftのテスト要件・プログラム要件を満たし、またMicrosoftが推奨するベストプラクティスに基づいてOffice 365ローカルインターネット接続を提供し最高のパフォーマンスと信頼性を担保するオフィシャルパートナーとなります。

また、今年7月にCitrixのSD-WANプロダクトマーケティング担当より弊社ブログ上にてOffice 365を快適に利用するためのネットワークについて触れられています。

日本語概要を以下にご紹介しますので、是非あわせてご参照ください。


Citrix SD-WANがOffice 365アプリケーションのエクスペリエンスを改善

デレク・ソースランド(Derek Thorslund)

今年初めのCitrix SD-WAN 10.2のリリース以来、マイクロソフトが定める「Office 365ネットワーク接続の原則」の遵守が非常に容易になり、世界中の数多くブランチオフィスに勤務するユーザーがその恩恵を受けています。以前の記事でも述べたとおり、Office 365アプリケーションにおいて優れたユーザーエクスペリエンスを得るためには、マイクロソフトの指針を守ることが極めて重要です。これを怠った場合には、Outlookでの検索が遅くなる、ファイルのアップロードやダウンロードに時間がかかる、Teamsでのオーディオ/ビデオ品質の劣化などの問題が生じる恐れがあります。

Office 365 ネットワークパートナープログラムの下でのCitrix SD-WANの認定

GoogleかBingを使い、SD-WANとマイクロソフト認定済みのソリューションであることを示す「Works with Office 365」を検索した結果が以下のとおりです(広告が見えなくなるまでスクロールしています)。

ご覧のとおり、マイクロソフトから認定されたソリューションとしては、現在のところCitrix SD-WANのみが表示されます。マイクロソフトと長年にわたり密接に協力してきたパートナーであるシトリックスは、Office 365に関してもさまざまなコラボレーションを行っています。Citrix Virtual Apps and DesktopsがMicrosoft Teamsの音声、ビデオ、および画面の共有をユーザーデバイスにリダイレクトすることにより、トラフィックを最適化しているのはこの優れた事例のひとつです。この機能は世界中のマイクロソフトユーザーが導入を進めてきた、大きな成功を収めたHDX RealTime Optimization Pack for Skype for Businessを発展させたものです。またCitrix SD-WANは仮想化されたTeamsの使い勝手をさらに高めます。

Citrix SD-WANは、マイクロソフトの公式な評価検証を通じて「Works with Office 365」ステータスを取得する以前の段階から、仮想化されているか否かにかかわらずOffice 365アプリケーションの配信をすでに最適化していました。Office 365ネットワークパートナープログラムに基づく認定を受けたことにより、マイクロソフトが提示するOffice 365のネットワーク関連の基準、推奨事項、およびベストプラクティスにシトリックスのソリューションが従っていることがさらに裏付けられました。マイクロソフトユーザーはCitrix SD-WANを使用することにより、ハブアンドスポーク、データセンターを中心とした、つまり従来のネットワークとセキュリティのアーキテクチャーから、日々使用するアプリケーションにおいてエンドユーザーに優れたエクスペリエンスを提供する、モダンな設計へと容易に移行することが可能です。Azureとの一体化を組み合わせれば、Office 365を真に次のレベルへと引き上げられます。