従業員ウェルビーイングとは? ウェルビーイングが組み込まれたワークスペースの実現

健全な従業員とは、生産的であり、かつ幸福度の高い従業員を意味します。従業員のモチベーションとエンゲージメントを高めることに関しては、従業員のウェルビーイングに少しでも投資することが長期的に見れば利益につながります。在宅勤務を行う従業員であっても、パートタイムであるかフルタイムであるかを問わず、時には重圧で押しつぶされそうになり、24時間体制で対応しなければならないと感じることもあるでしょう。これは、ストレスや疲労の原因となります。

従業員のウェルビーイングに投資することは、収益にいかなるメリットをもたらすでしょうか? ここでは、従業員のウェルビーイングに投資すべき理由を説明します。さあ、始めましょう。

従業員ウェルビーイングとは?

従業員ウェルビーイングとは、職場、職場外における従業員の肉体的、精神的、感情的な健康、および関係、コミュニケーション、タスク、期待、環境が健康にどう影響するかを指します。

従業員ウェルビーイングを高く維持することには、単に健康的なスナックバー、ゲームルーム、またはジムを提供することに留まらない、重要な意味があります。企業や組織は、従業員ウェルビーイングは身体的な健康に留まらないこと、そして従業員ウェルビーイングには、気分、環境、リーダーシップ、企業文化などの複合的な要因が存在していることを理解する必要があります。

多くの人々がフルタイムまたはパートタイムで在宅勤務を行っている現在、全体的なウェルビーイングと満足度に関する包括的な視点を維持することが、ますます重要になっています。

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何が従業員ウェルビーイングに影響を及ぼすか

Innovative Workplace Instituteによると、7つの側面が従業員のウェルビーイングに影響を及ぼします。これらの側面は、身体的、精神的、社会的という3つのカテゴリーに分類されます。新型コロナウイルス感染症による健康被害は、すべての側面に影響を及ぼしました。これが、従業員ウェルビーイングが世界中の企業にとって最優先事項の1つとなっている理由です。

身体的ウェルネスには、健康的な習慣を身に付け、十分な睡眠を取り、健康を維持するように従業員を促し、職場で健康的な食品を選択できるようにすることが含まれます。また、快適で清潔な職場環境は、従業員の身体的ウェルビーイングの一部でもあります。

パートタイムまたはフルタイムでリモートワークを行う従業員にとって、これは難しい課題となります。場合によっては企業は、従業員が快適に仕事が行えるように、ノートパソコンスタンド、人間工学に基づいたキーボード、またはノイズキャンセリングヘッドフォンなどを提供する必要があります。

精神的ウェルネスもまた、従業員ウェルビーイングの重要な側面です。今回のパンデミック時には、あらゆる人がストレスレベルを高めたほか、恐怖と不安の感情に押しつぶされそうになった人もいました。ケンブリッジ大学の調査によれば、ストレスレベルが高いと、集中力、記憶力、計画力が低下します。このため、「ミーティングがない日」を設ける、従業員が24時間365日「オン」状態にならないように促す、サポート体制を整えるなど、適切な手段を用意することで、従業員の精神的ウェルビーイングが向上します。そしてこれは、企業の収益を高めることにつながります。

人間は社会的交流、帰属意識、そして愛情を求める生き物です。このため、従業員の社会的ウェルネスに投資することも重要です。従業員の社会的ウェルビーイングに影響を及ぼす可能性のある分野としては、チームやリーダーシップの活動、ボランティアの機会、包括的な企業文化、社会的交流の機会などが挙げられます。

従業員ウェルビーイングが重要である理由

従業員ウェルビーイングは、1つの企業や組織が持つ多くの側面に影響を与えます。たとえば、Gallupのレポートによると、仕事を楽しむこと、そして有意義な人間関係を保つことは、人が全体的なウェルビーイングを実現するための5つの要素のうちの2つに数えられています。ここで言う5つの要素とは、職務上のウェルビーイング、社会的ウェルビーイング、経済的ウェルビーイング、身体的ウェルビーイング、そしてコミュニティにおけるウェルビーイングです。

これら5つの要素のバランスが良く取れている人は、仕事へのエンゲージメントが高く、協調性があり、新しいことを学ぶことに熱心で、革新的である可能性が高くなります。

Gallupの調査によれば、エンゲージメントとウェルビーイングの間には因果関係があり、これらが向上すると、その結果として生産性とパフォーマンスも向上することが判明しています。Gallupの説明によれば、「エンゲージメントとウェルビーイングには強い相互関係があり、それぞれが他方の将来の状態に同程度の影響を与える」とのことです。

企業側は、従業員ウェルビーイングに影響を及ぼすこれら5つの要素に対応することができます。

  • 社会的 - 職場における有意義な関係を促進します。職場では、社会的な側面を奨励する必要があります。リモートワークを行う場合にも、ソーシャルな交流を計画することや、従業員が他の人にお祝いの言葉を送る手段を提供すること、またはバーチャルなソーシャルミーティングを開催することなどが望まれます。
  • キャリア- 従業員のキャリア目標をサポートし、学習と開発を促進し、後継者育成プログラムを作成します。そして最も重要なことは、ワークライフバランスの調和を支援することです。
  • 身体的 - 従業員に合った包括的なプログラムを作成します。これには、従業員がいる場所をはじめ、睡眠、栄養、身体的または精神的ウェルビーイングに関するプログラムやリソースが含まれます。
  • コミュニティ – 職場での帰属意識を高めます。共通の関心を持つグループ内でのネットワーキングを可能にします。従業員リソースグループを作成します。

ウェルビーイングプログラムにより、従業員の燃え尽きを軽減できる

従業員の燃え尽き症候群は、多くの企業が抱えている悩みの1つであり、またこれはグローバルな問題でもあります。Deloitteによると、1000人以上を対象にした調査において、77%が現在の仕事で燃え尽きを経験したと回答しています。

リモートワークによって、この数字が改善されるわけではありません。リモートワークの普及により、人々はビデオ通話を経由して会うことが多くなりました。リモートワークは生産性を向上させる一方で、燃え尽き症候群を増加させる可能性もあります。2021年現在、米国人の4分の1がリモートワークを行っているという事実を踏まえるならば、燃え尽き症候群の予防は不可欠です。

従業員ウェルビーイングのためにデジタルウェルネスプランを実施することのメリット

従業員ウェルビーイングを実現する確実な方法の1つとして、従業員のデジタルウェルネスに焦点を当てることが挙げられます。これは、燃え尽き症候群を減らすことにより、職場や従業員の私生活において、テクノロジーとの健全な関係を実現することを意味します。

デジタルウェルネスの取り組みとしては、就業時間中に集中できるように通知を遮断する生産性ツールを利用することや、デジタルワークスペース内で従業員エクスペリエンスを向上させることなどが考えられます。デジタルウェルネスを導入することで得られるメリットとしては、次のことが挙げられます。

不安やストレスの軽減

従業員が休憩なしで仕事をしている場合や、過剰なテクノロジーを使用している場合、信頼度が低下し、病欠日数が増える可能性があります。デジタルウェルネスに注力している企業では、生産性や従業員満足度が目に見えて向上しています。Gallupのレポートによれば、「個人の強みを尊重する企業文化の中で働いている、意欲的で幸福度の高い従業員では、燃え尽き症候群がほぼゼロにまで減少している」とのことです。

生産性の向上

デジタルウェルネス活動は、タスクを簡素化することで、生産性を部分的に向上させます。平均的な従業員は、12種類以上のアプリケーションを使って仕事をしているため、アプリケーションの切り替えに多くの時間を費やしているのは当然です。デジタルウェルネスを推進することで、従業員の生産性とエンゲージメントを向上できるほか、従業員の燃え尽き症候群を軽減できます。従業員満足度の向上

ウェルビーイングの取り組み(特にデジタルウェルネスに関する取り組み)は、従業員のワークライフバランスを向上させます。これは、仕事の満足度を高めるのに不可欠です。柔軟な勤務スケジュールなどのウェルビーイング慣行を採用することで、企業は従業員の満足度を向上させることができます。

テクノロジーで従業員ウェルビーイングを向上させる方法

企業は、ウェルネスアプリケーションとテクノロジーを採用することで、従業員ウェルビーイングを促進できます。たとえば、あるウェルネスアプリケーションは、1日の中で指定した時間に、人間工学に基づいて休憩を取り、立ち上がって運動するように促します。

また、デジタルワークスペースを通じてデジタルウェルビーイングを実現することもできます。デジタルワークスペースにはAIと機械学習テクノロジーが搭載されており、これらのテクノロジーを通じて、従業員の生産性を最大化する方法が決定されます。デジタルワークスペースは、直感的なインターフェイスを通じて、従業員がより頻繁に使用するアプリケーション、データ、ツールを表示することにより、従業員のワークスペースを最適化します。また、一元管理される統合ワークスペースにより、集中力の低下を最小限に抑え、タスクを簡素化できます。

これらのワークスペースでは、従業員は独自のマイクロアプリケーションを作成することで、ワークフローを合理化し、それらをより効率化できます。シンプルなタスクを自動化することで、時間と労力を節約できます。これは、従業員が、終わりのない承認やカレンダーに限りなく表示される招待状に無駄な時間を費やすことなく、本来の業務に集中できるようになることを意味します。また、従業員は自動化とマイクロアプリケーションをカスタマイズすることで、ストレスレベルを低減する柔軟性を確保し、作業がより容易になります。

統合により、従業員のストレスが軽減されます。統合されていない別々のアプリケーションで作業しなければならないのは、時間と労力を無駄にする悪夢でしかありません。ワークスペースソリューションは、新しいソフトウェアとアプリケーションの統合を促進します。すべてのアプリケーションが統合ワークスペース内で動作するため、新しい機能やアプリケーションを追加することがより容易になります。

Citrix Workspaceが従業員エクスペリエンスと従業員ウェルビーイングをいかに向上させるか

Citrix Workspaceは、企業による従業員エクスペリエンスと従業員ウェルビーイングの向上を可能にする、オールインワン型のプラットフォームです。Citrix Workspaceを使うと、作業を効率化し、タスクを自動化できるほか、タスク間の切り替えをシームレスに行えるようになります。

企業はマイクロアプリケーションを使用することで、カスタマイズされたツールを従業員に提供できます。これには、毎日のチェックイン、ウェルビーイング関連のアンケート、ウェルビーイング関連のリマインダーなどのような、ウェルビーイング関連のアプリケーションが含まれます。

従業員のウェルビーイングを支援しフィードバックの機会を提供することにより、従業員が自分の価値が認められ、かつ個人として認識されることが促進されます。従業員は自分が大切にされていると感じると、より積極的になります。Citrix Workspaceを使うと、企業や組織は、これらのウェルビーイングツールを推奨することでチームをサポートし、チームのエンゲージメントを維持できるようになります。その結果、チームのパフォーマンスが向上します。

シトリックスの目標の1つは、デジタルワークスペースエクスペリエンスのあらゆる領域にウェルビーイングを組み込むことです。上記のビデオでは、典型的な従業員の1日の中で、Citrix Workspaceがリアルタイムに機能する様子を見ることができます。Citrixソリューションを使うと、企業や組織は、従業員がどこからでも、オフィスにいるかのように仕事ができるようになり、継続性を失うことなくシームレスにコラボレーションが行えるような柔軟性を提供できます。

担当者に相談することで、Citrix Workspaceが従業員ウェルビーイング、生産性、および従業員満足度をいかにサポートしているかについて、さらに詳しく学ぶことができます。

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