ユースケース別
CitrixとZscalerの比較
より多くの人々がリモートで作業し、アプリケーションがクラウドに移行するにつれ、モダンなITセキュリティが不可欠となっています。しかし、すべてのプロバイダーが、お客様が必要とする包括的な保護を提供できるわけではありません。
Zero Trust Network Access(ZTNA)ソリューションをお探しの場合、CitrixとZscalerを比較してみることをお勧めします。皆さんは、Zscaler Private Accessのような製品が提供する機能について聞いたことがあるかもしれません。しかし、これらの製品は、あなたの会社のリソースを保護するために必要なものをすべて提供するでしょうか?
どのオプションがお客様のビジネスに最も適しているかを判断する際には、中核となる機能を詳しく見てみることが有効です。ここでは、その判断材料として、いくつかの重要な項目をご紹介します。
1. IT部門が認可したアプリケーションへの接続の選択
Citrix Secure Private Access
Citrix Secure Private Accessは、オンプレミスであれパブリッククラウドであれアプリケーションが置かれている場所にかかわらず、すべての仮想およびプライベート企業アプリケーション(Web、SaaS、TCP、UDP、DaaSなど)へのゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)を提供します。
Zscaler Private Access
Zscaler Private Accessは、企業アプリケーションのすべてをカバーしていません。帯域幅の影響を受けやすいアプリケーション向けのDaaSやUDPソリューションがないため、ユーザーエクスペリエンスに影響を与える可能性があります。
2. ネイティブのアダプティブ認証およびアクセスポリシー
人々の働き方は変化しており、従来のセキュリティアーキテクチャでは対応しきれません。ユーザーの分散化が進み、クラウド経由でより多くのアプリケーションが配信されるようになるにつれ、アプリケーションやAPIを悪用しようとする最新の攻撃に対する保護が必要になります。
セキュリティ体制を強化するための最適な方法の1つ 多要素認証(MFA)によるインテリジェントな認証 異常な動作がないかセッションを継続的に監視することで、ユーザーエクスペリエンスを損なわずに、また生産性を低下させることなく、アプリケーションとデータの安全性を確保できます。
Citrix Secure Private Access
Citrix Secure Private Accessは、アダプティブ認証のためのネイティブなフレームワークを備えています。アクセスは、ジオロケーション、デバイスポスチャー、リスクプロファイルなどの要因に基づいて、アプリケーションレベルで監視されます。さらに、アダプティブ認証は、シトリックスのお客様がすでに使用しているDaaSおよびZTNAアプリケーション全体で機能する一貫したポリシーを提供します。
Zscaler Private Access
Zscaler Private Accessは、リスクプロファイルに関してデバイスポスチャーとサードパーティに大きく依存しており、製品やサービス全体で一貫したポリシーを提供しません。その結果、管理者は、異なる製品に対して異なるポリシーを作成して維持する必要があります。
3. キーロガーおよびスクリーンキャプチャ対策
リモートワークの増加に伴い、人々は公共ネットワークやパーソナルデバイス(IT部門では厳密に監視できないもの)により多くの時間を費やしています。これは、キーロガーやスクリーンキャプチャ型のマルウェアに感染したデバイスがもたらすリスクが常に懸念されることを意味します。
データを外部に流出しないようにするには、これらの脅威に具体的に対処できるようなセキュリティ戦略が不可欠です。
Citrix Secure Private Access
Citrix Secure Private Accessは、ユーザークレデンシャルの乗っ取りやアプリケーションのスクリーンショットを防ぐ制御機能を提供します。これらは、キーロガーやスクリーンキャプチャ型のマルウェアがよく使用する攻撃ベクトルです。これらのポリシーは、外部からの脅威にさらされている非マネージドデバイスやBYOデバイスにとって特に重要です。
Zscaler Private Access
Zscaler Private Accessでは、機密情報へのアクセスを傍受し盗み出そうとするマルウェアからの保護は行えません。これらの脅威から守るためには、まったく別のサービスを購入する必要があります。
4. 強化されたセキュリティポリシーと統合されたリモートブラウザ隔離
BYOデバイスの使用が増加するにつれ、従来型のVPNのような既存のソリューションでは不十分になっています。これらの従来型のリモートアクセステクノロジーは、必要な保護を提供しません。これらのテクノロジーでは、デバイスを常時管理する必要があるため、それに不満を抱くエンドユーザーは、IT部門の目を盗んで、パーソナルデバイスを使って企業のリソースにアクセスすることが多くなっています。
Citrix Secure Private Access
Citrix Secure Private Accessを使用すると、きめ細かなセキュリティポリシーにより、ユーザーが使用しているデバイスに基づいて、アプリケーション内で実行できる操作を制御できます。たとえば、企業所有のデバイスではフル機能を提供する一方で、非マネージドデバイスやBYOデバイスではダウンロードやコピー&ペースト機能を無効化できます。また、統合されたリモートブラウザ隔離テクノロジーにより、ユーザーは非マネージドデバイスから、またはZTNAプラグインなしで、企業アプリケーションにセキュアにアクセスできます。ローカルセッションを自動的にクラウドホステッド型のブラウザへとリダイレクトすることにより、感染したBYOデバイス上の悪意あるコードがお客様のアプリケーションワークロードに到達しないことを保証します。
Zscaler Private Access
Zscaler Private Accesには、BYOまたは非マネージドデバイス向けの多要素認証以外に、セッション中のセキュリティ制御機能は含まれていません。また、ユーザーがブラウザベースのアプリケーションにアクセスする前に、ZTNAプラグインをインストールする必要があります。さらに、きめ細かなセキュリティポリシーについては、Zscaler Internet Accessのようなまったく新しいサービスを購入するようZscalerから勧められます。これには非常にコストがかります。
ハイブリッドリモートワーカーの保護に関しては、考慮すべき事項がたくさんあります。非マネージドデバイスやBYOデバイスを保護する必要があります。また、アプリケーションへのアクセスを制御し、危険なマルウェアをブロックする必要もあります。さらに、優れたユーザーエクスペリエンスを提供しながら、これらのすべてを行う必要があります。
ZTNAやアプリケーション、APIセキュリティなど、個々のカテゴリーを専門とするプロバイダーは多数存在しますが、複数のベンダーを管理することは煩雑であり、コストもかかります。また、Zscaler Private Accessのようなソリューションに依存すると、別の製品やパッケージが必要になるたびに新たな料金が発生し、超過料金や追加料金が発生する可能性があります。これは、シトリックスには当てはまりません。
業界で最も包括的な製品であるCitrix Secure Private Accessを使用すると、複数のポイント製品を1つのシンプルなソリューションへと統合できます。そのため、優れたユーザーエクスペリエンスを提供しながら、ゼロトラスト機能の全範囲に簡単に対処することができます。隠れたコストや予期しない追加費用は存在しません。
アダプティブ認証とシングルサインオン(SSO)によりセキュリティを強化
リスクを増大させることなく、IT部門が認可したアプリケーションへのアクセスを提供
ホワイトペーパー
Citrix Secure Private Accessが、すべてのアプリケーションへのセキュアで信頼性の高いアクセスを提供する優れたオプションである理由をご紹介しています。
Fortune 500企業の98%が利用
40万社以上の顧客企業を抱えている
1億人のユーザーが100ヶ国以上の国に存在している
シトリックスのゼロトラストアーキテクチャは、マルウェア、データの流出、または VPNを標的とした侵入や攻撃を阻止するのに役立っています。Citrix Secure Private Accessは、これらのリスクを軽減するのに役立っています。
Sriram Sitaraman氏
CIO
Synopsys