Citrix SD-WANと競合製品の比較

完全なWANエッジソリューションとして、Citrix SD-WANは、SaaS/クラウド/仮想アプリケーション(Citrix Workspace経由で配信されるものを含む)において、高性能と卓越したエクスペリエンスを一貫して提供します。同時に、Citrix SD-WANは、俊敏性の向上、ネットワーク費用の削減、ネットワークパフォーマンスに関する可視性の提供にも役立ちます。

数あるSD-WANプロバイダーの中で、Citrix SD-WANは最も包括的な自動化ソリューションを提供します。

次の機能を提供できるのはCitrix SD-WANだけです。

  • SaaS/クラウド/仮想アプリケーションに対して最良のユーザーエクスペリエンスを提供
  • 組み込み型のアプリケーション制御エンジンとディープパケットインスペクション(DPI)により、4,500以上のアプリケーションの検出、分類、高速化を実施
  • 自動的な双方向のサービス品質(QoS)を含むポリシーに基づいて、さまざまなタイプのアプリケーション(特に Citrix Virtual Apps and Desktops)の優先順位付けを実施
  • 双方向の監視により、ミリ秒単位の最も高速なリンクのフェイルオーバーを保証

違いは細部に宿ります

Citrix SD-WAN Orchestratorを使用すると、顧客はSD-WAN管理をサービスとして実行できるため、業務を大幅に削減できます。シングルペインの管理およびアナリティクスツールとして、Citrix SD-WAN Orchestratorは、有益なダッシュボードと直感的なグラフィカルインターフェイスを通じて、大規模なインフラストラクチャを簡単に管理できるように一から設計されています。

Citrix SD-WAN Orchestratorにより、SD-WANのお客様は次のことが可能になります。

  • 管理サーバー、データのバックアップ、バージョン管理、または規模を考慮したサイジングを行わなくても、ネットワーク管理をサービスとして利用できます。
  • SD-WANネットワークを自分で管理したり、パートナー管理サービスとして利用したりする柔軟性を持っています。これにより、マルチテナンシーおよびロールベースのアクセス制御(RBAC)が可能になります。
  • ガイド付きワークフロー、視覚的な支援、およびテンプレートを使用して、SD-WANネットワークの一元化かつ簡素化された構成をお楽しみください。
  • 各サイトで技術的な監督を必要とせずに、ネットワークと接続のシームレスで一元的な起動を可能にするゼロタッチプロビジョニングを利用します。
  • Citrix HDXなど、アプリケーションの高度な可視化を可能にし、アプリケーションベースのトラフィックステアリング、Quality of Service(QoS)、およびファイアウォールポリシーを可能にするアプリケーション中心のポリシーを作成します。
  • 個々のサイトや関連する接続にドリルダウンする機能を使用して、ネットワークの状態、使用状況、品質、およびパフォーマンスの傾向を集中的に監視します。
  • 個々のデバイスにログインしなくても、ネットワーク全体で診断テストを集中的に実行してデバイスログを確認できます。
  • シトリックス製品間で統合されたユーザー、アプリケーション、およびセキュリティに関するインサイトを活用します。

Citrix Cloud Directサービスは、Citrix SD-WANのパフォーマンスとQoSのメリットを、あらゆるSaaSアプリケーションに拡張します。数千ものSaaSアプリケーションや、150を超えるクラウドおよびインターネットの相互接続を直接監視します。プライベートおよび冗長化されたPOP(最寄りの基地局)への耐障害性とパフォーマンスに優れたアクセス回線をブランチオフィスに提供します。すべてのSD-WANは、冗長化されたPOPへの仮想リンクを介してデュアルホーム化され、SaaSのアップタイムを最大化し、フェイルオーバーをミリ秒単位で実現します。さらに、CitrixはCloud Directサービスを同社のSD-WAN Orchestrator管理プラットフォームに統合し、すべての接続の自動化、可視化、および監視を提供しています。

Citrix SD-WANは、ディープパケットインスペクション(DPI)エンジンを使用して、細かい設定を必要とせずに4,500以上のアプリケーションやサブアプリケーションを分類できます。また、統合されたステートフルファイヤウォールを使うことで、管理者は、ゾーンとサービス間でのポリシーを作成できます。Citrix SD-WANは、一般的なアプリケーションを把握してそれらにQoSを提供する一方で、詳細なルーティングのカスタマイズを行うための微調整を提供します。さらに、Citrix SD-WANは、Office 365トラフィックの最初のパケットに基づいてトラフィックの特定と分類を行った後、トラフィックを最も近くにあるOffice 365のエントリポイントへと直接ルーティングすることにより、遅延を低下させます。 

 Citrix SD-WANを使用したOffice 365のパフォーマンスの最適化 (1:37)

ほとんどのアプリケーションでは、期待されるユーザーエクスペリエンスを提供するために、高性能、高信頼性、高品質が必要となります。

Citrix SD-WANは次のことを可能にします。

  • ICAトラフィックストリームを使用することで、 Citrix SD-WANは、単一ポート経由であっても、トラフィックストリームの優先順位付けと操作を自動的に行います。Citrix Virtual Apps and Desktopsのトラフィックは、各種の仮想サブチャネルを複数のストリーム間で分割するようにを設定された後、特にリアルタイムの通信を行う場合には、最適化されたエクスペリエンスを提供するために優先順位付けされます。
  • リアルタイムで各パケットを最適なパスに一致させ、複数のリンク間でパケットの負荷分散を同時に行います。送信先側で、時間のかかるパケットの再組み立てを行う必要はありません。  
  • 単一セッションからのトラフィックを、同一の仮想パスにおける2つ以上のリンクを通じて複製することで、リアルタイムのトラフィックが常に到着すること、および大きなサイズのファイル転送のような大規模タスクが迅速に完了することを保証します。
  • 非対称的なネットワークを効率的に利用し、パスメトリックス、QoSポリシー、ファイアウォールポリシー、および優先順位に基づいて両方向のパスを計測した後、最良の利用可能なパス上に次のパケットを配置します。

ネットワークのフェイルオーバーは、ユーザーの生産性や顧客とのコミュニケーションを妨げる場合があります。トラフィックをバックアップリンクへと手動で再ルーティングすると、優先度の高いアプリケーションが、それ以外のすべてのアプリケーションと限られた帯域幅を巡って争うことになるため、結果としてユーザーの不満を引き起こすことになります。

Citrix SD-WANには次の特長があります。

  • アプリケーション認識型であり、2つのポイント間の最適なリンクに沿ってトラフィックをパケット単位でルーティングすることにより、信頼できるパケット配信とアプリケーション性能を保証します。
  • ネットワークリンクの機能停止や、リンク状況における何らかの劣化または輻輳を検出し、別の利用可能なリンクへとトラフィックを自動的に再ルーティングします。
  • 停電を検出し、1秒未満の時間で修正措置を実施することにより、停電が発生したことをユーザーに気付かれないようにします。

Citrix SD-WANは、クラウド内で実行される事前設定済みのアプライアンスや仮想アプライアンスを含む、広範な種類の導入オプションを提供します。Citrix SD-WANのオーケストレーション機能を使うと、SaaS、IaaS、データセンター、セキュリティリソースにアクセスするためのクラウドへの入口のプロビジョニングを自動化できます。

  • シトリックスは、AzureAWS、およびGoogle Cloud Platformの各マーケットプレースで提供されている仮想SD-WANアプライアンスを通じて、IaaSクラウドへのブランチ接続を提供します。Citrix SD-WANを使うと、これらのクラウド環境におけるCitrix Virtual Apps and Desktopsのパフォーマンスを改善できます。Citrix SD-WANは、帯域幅の競合が発生した場合には、重要度の高いICAチャネルに対して重要度の低いチャネルよりも高い優先順位を設定することで、制限されたリソースしか利用できない場合でもアプリケーションの性能が低下しないことを保証します。
  • Citrix SD-WANはMicrosoftのAzure Virtual WAN APIを使用してネットワーク導入を自動化することで、ブランチオフィスをローカルなAzure PoPに接続する複雑さを取り除きます。また、インテリジェントなルーティングにより世界中のクラウドリソースへのアクセスを改善することにより、MicrosoftのプライベートAzureバックボーン全体でトラフィックの高速化を実現できます。さらに、ブランチ内にある物理SD-WANアプライアンスを、お使いのVNET内のAzure環境にある仮想SD-WANアプライアンスに接続することで、帯域幅のアグリゲーション、QoS、パケット複製、Citrix ICAプロトコルのサポートなどのメリットが得られます。
  • Citrix SD-WAN for AWSは、高可用性と高速フェイルオーバーによりネットワークの信頼性と性能を高めます。この統合ソリューションにより、仮想オーバーレイを通じてAWSへのブランチ接続を容易に導入できるようになるほか、BGPおよびOSPFルーティングのサポートにより帯域幅の信頼性や利用率を最適化できます。また、強固な暗号化、IPsec接続、組み込み型のステートフルファイアウォールにより、アプリケーションのトラフィックを保護できます。さらに、基本的なAmazon CloudWatchメトリクスのサポートにより、AWS上で実行されているSD-WANインスタンスの監視を提供します。
  • Citrix SD-WANはGoogle Cloud Platform(GCP)上のワークロードに対する簡便な入口を提供することで、それをブランチオフィス接続用の効率の良い選択肢とします。この統合ソリューションは、WANの信頼性と回復力を提供するほか、低コストの帯域幅リンクを使用して複数のブランチのボンディングや接続を行う機能も提供します。

お使いのアプリケーションがSaaS、ハイブリッド、マルチクラウドのうちどの環境に置かれていようとも、シトリックスは統合され中央に一元化された制御を提供します。

  • Citrix SD-WANには、組み込み型のステートフルファイアウォールが含まれています。
  • オプションで、パートナーが提供する仮想ネットワーク機能を通じて、次世代のファイアウォール機能を追加できます。
  • AWS、Azure、GCPのようなIaaSクラウドにおいて、シトリックスは仮想ファイアウォールを提供します。
  • Citrix SD-WANは、IPsecトンネルの作成を自動化することで、ブランチをAzure Virtual WANへと接続します。
  • インターネットトラフィックのブレイクアウトを実現するために、シトリックスは、クラウドベースのセキュリティを提供している複数のベンダーと提携しています。Citrix SD-WANはAPIを使用して、ZscalerPalo Altoのようなパートナーの管理システムとの同期を行います。これにより、Citrix SD-WANを通じたクラウドセキュリティの設定が、数回のクリックで簡単に行えるようになります。

ESG Lab Review:SD-WANとAmazon Web Servicesの統合 – シトリックス

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