ShareFileとMicrosoftを組み合わせると得られる5つのメリット

このブログは、2017年9月に本社のプロダクトマーケティング部門のJane Foreman が執筆したブログ「Secure Digital Workspaces:  Better Together with ShareFile and Microsoft」を日本語訳したものです。

Microsoftとシトリックスのパートナーシップが揺るぎないことは、23万社を超える共通の法人のお客様と、日常的に両社の統合ソリューションを利用している数千万人ものユーザーによって証明されています。

既存のMicrosoft インフラストラクチャをShareFileは様々な形で補完します。Officeおよび Office 365 サブスクリプションを利用するユーザーには新しい価値を提供し、Azureへの投資をさらに有効なものとします。企業がCitrixおよびShareFileへ投資をするのは不思議なことではありません。そのような背景を念頭に置き、ShareFileでMicrosoft製品の価値を高める5つの方法を以下に紹介します。

データがどこにあっても、いつでも、どこでも、好きなデバイスでアクセス

クラウドだけでなく、オンプレミスの文書にもアクセス

ShareFileの革新的なStorageZonesを利用すれば、企業はデータの保存先としてオンプレミス、Azureクラウド、あるいは両者のハイブリッド、いずれも柔軟に選択できます。そしてデータ主権、コンプライアンス、パフォーマンスやコストなどあらゆる要件の組合せから最適な方針を選ぶことができます。

StorageZone Connectors

ShareFileは、ひとつの操作画面から複数のストレージリポジトリに対してシームレスなアクセスを提供する機能を持ち、ShareFileサービスのストレージだけでなくStorageZone Connectors経由でネットワークファイル共有、Microsoft SharePoint、OneDrive for Business、個人向けのクラウドストレージなど、様々な場所に保存されたデジタルデータを共有することが可能になります。

Microsoft Exchange Connector

StorageZone Connectorsに加えて、ShareFileはMicrosoft Exchangeへのコネクタを提供します。ShareFile Exchange Connectorを使用すると、ユーザーはMicrosoft Exchangeサーバーからメールの添付ファイルをダウンロードおよび共有することができます。ユーザーは、シームレスなShareFileにより他のデータソースからのファイルと同じように、これらのファイルに簡単にアクセス、ダウンロード、共有することができます。

セキュリティの強化

セキュアな基本設計

シトリックスは、セキュリティとユーザーエクスペリエンスを両立させるための課題を理解しています。最終的な目標は、ユーザー、デバイス、アクセスしている拠点、操作内容、およびその他の周辺データなどのコンテキスト情報に基づいて、自動化されたセキュリティの判定を可能にすることです。

多層防御セキュリティ

きめ細やかな制御で、保管時(AESによるストレージデータ暗号化)、転送時(SSLによる通信データの暗号化)、アクセス時および操作時のデータを暗号化して保護します。

Information Rights Management(IRM:情報権利管理)

認証プロセスをファイルそのものに組み込み、正規の受信者だけが機密コンテンツに安全にアクセスできるようにします。

Data Loss Prevention (DLP:情報漏洩対策)

DLPは、業界ごとの規制、企業ガバナンスポリシー、および監査報告とコンプライアンスのためのセキュリティに関する法令を企業が遵守できるよう支援します。

Microsoft製品のアクセスと活用

Outlookプラグイン

前述のExchange Connectorに加えて、ShareFileは、Microsoft Outlookとの統合を可能にするOutlookプラグインによってユーザーの生産性を確実に向上させます。添付ファイルを自動的にリンクに変換して、実際のデータは(作成方法やユーザー間での共有方法に関わらず)ShareFileのリポジトリに保管します。すべての添付ファイルはアクセスのためのリンクに変換されているため、セキュリティやコントロールをメール送信後も保持したまま、組織内外で大規模なファイル共有を簡単に行えます。

Azureをクラウドストレージに活用

企業は社員のファイル共有ポリシーをIT部門が統制できるようにするため、ShareFile に Azureを組合せることで、柔軟なデータストレージオプションをユーザーに与えながら、同時に高いセキュリティを認定されたファイルの共有とソリューションを提供することが可能です。Microsoft Azureを StorageZoneに利用することで、IT部門は世界各地のユーザーにとって地理的に最も近いリージョンにデータを配置でき、パフォーマンスを向上させ、コンプライアンスの要件も満たすことができます。

Intuneインテグレーション

お客様に価値あるソリューションを提供するために、シトリックスとMicrosoftとの関係は日々強化されています。Citrix 製品とIntuneの統合により、MicrosoftのIntune環境に登録されたデバイスを持つユーザーは、そのポリシーに従ってShareFileを使用し、Azure Active Directory、 Conditional Accessなどを活用する機能など、Intune MAMによって管理されるすべてのアプリケーションとShareFileの間でデータのやりとりが可能になります。

仮想環境でのデータ活用

ShareFile Drive Mapperとクラウドコネクタ:VDI環境からOneDriveを利用

ShareFile Drive Mapperは、仮想デスクトップ環境のストレージパフォーマンスを維持したまま、ファイルの同期と共有を最適化するOffice365(OneDrive)へのコネクタを備えています。Drive Mapperを使用すると、ユーザーは、保有する ShareFile データを常時同期するのではなく、Windowsファイルシステムにマッピングされた仮想ドライブとしてマウントすることができます。

ShareFileのDrive MapperとStorageZone Connectorsを組合せることで、ユーザーはひとつの仮想ドライブから、共有ファイルサーバー、OneDrive、SharePoint、および個人向けのクラウドストレージなどの様々なデータリポジトリにアクセスする、究極の柔軟性を手に入れることができます。Citrix XenDesktopを使用する場合でも、他の仮想デスクトップソリューションを使用する場合でも、物理デバイスと仮想デスクトップの両方から、オンプレミスでもクラウドストレージでも、ファイルの同期と共有を利用できます。

ShareFileは、仮想デスクトップに最適化された唯一のファイル共有ソリューションです。物理的なエンドポイントと仮想エンドポイントの両方で、一貫性のある操作性が提供されます。企業は、既存のデータ資産をそのまま活用して、ネットワーク共有、SharePoint、個人向けのストレージクラウドサービス、あるいはその他の電子コンテンツ管理システムを動員しながら、VDI環境での整理統合されたデータ環境から効率的に必要な情報にアクセスできます。

ShareFileとMicrosoft Office 365およびTeamsによるコラボレーションの強化

Office 365を活用した編集/共同編集機能

ShareFileユーザーは、いちいちダウンロードしなくてもShareFileのプレビュー画面から直接Office 365で文書を共同編集できるため、生産性とコラボレーションの効率が向上します。この機能はクラウドストレージのデータだけでなく、オンプレミスストレージにも利用可能で、さらにユーザーのダウンロードを禁止し、ファイル暗号化によるデータの安全性を保護するなどの制御と組み合わせれば、データの厳格なコンプライアンスを維持するのにも最適です。

シトリックスはMicrosoft Cloud Storage Partner Program(CSPP)の早期からのメンバーで、ShareFileとOffice Onlineと緊密な統合機能はこのようなパートナーシップによって実現しています。

Office 365 Teams

TeamsはOffice 365の新しいチャット型ワークスペースです。TeamsにはOneDriveとSharePointストレージが同梱され、各チームのチャンネル毎にSharePointフォルダーを構成します。ユーザーはTeamsが持つOneDriveとSharePointに加えてCitrix ShareFileも同じ統合された操作感でチームのファイル共有、コラボレーションに利用できるようになります。

社外との安全なファイル共有

社外のお客様やパートナーとのコンテンツ共有は、いままでの方法では煩雑になってしまう場合が往々にしてありました。ShareFileなら、文書のセキュリティを保護しながら、社内でも社外とでも簡単な操作で文書を共有できます。

MicrosoftのサービスとShareFileの組み合わせにより、お客様がアプリケーションやデータを自由に活用しながら同時にセキュアな配信を実現できるよう、引き続き支援してまいります。