XenDesktop 5が2015年6月でEOLとなりました。

参考:https://www.citrix.co.jp/support/product-lifecycle/milestones/xendesktop.html

すでにXenDesktop 7に移行された方、いままさにXenDesktop 7へのマイグレーションを実施している方などいらっしゃると思います。

先日XenDesktop 5からXenDesktop 7への移行検討のコンサルティングという案件があり、そこで気づいたXenDesktop 5とXenDesktop 7のちょっとした違いをご紹介したいと思います。

XenDesktopの強みの1つは、”FlexCast”デリバリーテクノロジーと呼ばれる、ユーザーカスタマイズの自由度、データの永続性、コストといったお客様のニーズに合わせて最適な仮想デスクトップ方式が選択できるところだと思っています。

VDI上にデータの保存が不要で、共通のアプリケーションを使うユーザーにはプール型(MCS or PVS型)VDIを採用し、個々のユーザーがそれぞれ必要なアプリケーションを各自でインストールする必要があるような開発者向けには専用型VDIを採用するといった具合です。もちろん同一XenDesktop環境に混在も可能です。

このユーザーのニーズに応じた最適なVDIを提供するという考え方はXenDesktop 7になっても健在です。

ただ、実際の設定となると、XenDesktop 5とXenDesktop 7ではFlexCast自体のコンセプトは同じなのですが、設定手法に対する考え方が変わってます。

  • XenDesktop 5

最初にマシンの種類というプルダウンメニューがあり、そこでまずはマシンの種類を選択し、そこからランダム/静的、仮想/物理などの追加設定を選択します。

WS000628

  • XenDesktop 7
    最初に”マシンの種類”を選択するのではなく、ユーザーのニーズはどれなのかを確認する対話型形式に変更されています。質問が順番に表示されるのでそれに答えていくと、最終的に”割り当ての種類”, “ユーザーデータ”, “プロビジョニング方式”にマッピングされます。
    【選択の順序】
    1. 仮想 or 物理を選択
    2. プロビジョニング方式(MCS/PVS/手動)を選択
    3. 割り当ての種類(ランダム/静的)を選択


そこで、このマッピングを、以下の表の様にまとめてみました。

CagalogList_3
*1 Wizardでは選択することはできませんがPowerShellで作成することは可能です。
*2 MCS = Machine Creation Service
*3 PVS = Provisioning Service
*4 PvD = Personal vDisk

こうしてみると、XenDesktop 5のカタログはすべてXenDekstop 7でも網羅されていることがわかります。

マイグレーションの中には、設計書の修正も含まれておりましたが、そのXendeskop 5での記載ではマシンの種類の名称(”プール型”・個別型など)が章題や表タイトルなど多数使われており、その名称自体を変更していくと設計書自身の構成や補足が膨大になるところでしたが、お客様自身もXenDesktop 5の用語の方がなじみがあるのも幸いして、上記のようなマッピング表を用いて、XenDesktop 7用の改訂設計書でもそのままマシンの種類の名称をそのまま使わせてもらいました。

これからXenDeskop 7を導入する場合は、わざわざXenDesktop 5の名称を使う必要はないと思いますが、マイグレーション案件でお客様がXenDesktop 5に馴染んでいるのであれば、このような表が一枚あると用語の定義等の意識統一の一助になるかもしれません。

マイグレーション案件では以下のようなトピックについても検討が必要になります。

  • Web InterfaceをStoreFrontに移行する
  • XenDesktop 5と組み合わせていたProvisioning Services 6をProvisioning Services 7にバージョンアップする
  • Receiver 3からReceiver 4への変更
  • 仮想デスクトップのOSをWindows 7からWindows8 or 10にしたい
  • 移行方法・手順、必要な検証の洗い出し

マイグレーションを検討されているお客様はコンサルティングサービスでもご支援することができますので、ご相談いただければと思います。

参考:
XenApp / XenDesktop 7.xへバージョンアップする際のポイント


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