Citrix を含めた Enterprise Mobility Management (EMM) のベンダーは、 大きく分けて二つの側面から製品の開発を行っています。 ひとつは、 利用者 ( ユーザー ) の目に直接触れる ”フロントエンド” のアプリケーション群について、 そしてもうひとつが、 ユーザーからは直接的には見えない ”バックエンド” のサーバー群についてです。 バックエンド部分のアップデートがインテグレータやシステム管理者の生産性を向上させることを目的にしていることに対し、 フロントエンド部分のアップデートが利用者の生産性向上を目的としており、 双方の目指すところは異なっていると言えます。

これら2つの側面のアップデート ( バージョンアップ ) についてですが、 かつて Citrix では、 双方のリリース時期を同期させてアップデートをしていました。 例えば、「 Citrix XenMobile 8.x から 9.0 へのアップデート 」と言った場合には、 サーバーモジュールのアップデートと、 Worx アプリのモジュールのアップデートの両方を含んでいたわけです。

現在 Citrix では、 フロントエンド部分 ( Worxアプリ ) のアップデートと、 バックエンド部分 ( サーバーモジュールや管理コンソールなど ) のアップデートを、 それぞれ独立して行っています。 バックエンド部分については、 2015年 2月に大きなアップデートが行われ、 “XenMobile 10” として新バージョンのリリースを行いました。 この XenMobile 10 では、Version 9.x まででは複数必要だったサーバーモジュールや管理コンソールがひとつに統合され、 構築や管理面で大きな利点をもたらしています。

そして2015年3月18日、フロントエンド部分 ( Worxアプリ ) の新バージョン ( Version 10.0.3 ) がリリースされました。 これまでも XenMobile で標準提供される一連の Worx アプリは、 その機能とユーザーエクスペリエンスにおいて業界を牽引するものでしたが、 今回のアップデートによってモバイルユーザーの生産性をさらに高い次元に押し上げています。
以降では、今回リリースされた Worx アプリ 10.0.3 での3つの代表的な改善部分に関して説明します。 いずれも、 お客様から多数いただいていたご要望にお答えしたものです。

・ ZIP 添付ファイルの閲覧
ファイルをZIP圧縮してメールに添付して送信することは、 ビジネスの現場で頻繁に行われていることです。 これまでのバージョンの WorxMail では、 Office ドキュメントなどを閲覧することは可能でも、 Zip 圧縮されたファイルを解凍することができませんでした。 このバージョンから、 Zip 圧縮された添付ファイルをWorxMailで受信した際、WorxMail の操作でZIPを解凍して、ファイルの内容を閲覧できるようになりました。
WorxMail 添付ZIPファイル表示

・ 予定表の「週」表示
WorxMail の「予定表」は、これまでのバージョンでは「日」と「月」単位での表示しかできず、 1週間の予定を概観することができませんでした。 このバージョンから「週」単位の表示ができるようになり、予定表を週の枠組みで概観することができるようになりました。
WorxMail予定表「週」表示

・ Outlook タスク管理 ( Tech Preview )
Outlook の「タスク」をモバイルから閲覧・管理可能なアプリ「WorxTasks」を、Tech Preview としてリリースいたしました。
WorxTasks

MDM Edition を除く XenMobile 9.0 以降のバージョンをお使いのお客様は、これら新しいバージョンのWorxアプリをお使いいただけます。 是非、モバイルユーザーの業務効率向上にお役立てください。