ご存知のようにXenDesktop 5 SP1がダウンロード可能になっています。念のためアップデート内容、現時点での注意点のメモです。主に昨年リリースされたXenDesktop 5のバグ修正および品質改善ですが、その他以下のアップデートがあります。
- ライセンスサーバーが11.9にアップデートされユーザー・デバイスライセンスをライセンスサーバーで技術的に管理できるようになりました。
- XenDesktop 5 SP1においてはライセンスサーバーのアップデートは必須です。ユーザーデバイスモデルの動作はXenDesktop 5 SP1のVDI環境のみのサポートですが、このバージョンのライセンスサーバーでその他のバージョン(XenApp6,5/XenDesktop4/5など)の混在はもちろん可能です。
- Microsoft Server 2008R2 SP1, Microsoft HyperV 2008R2 SP1, Windows 7 SP1 のサポート
- Hyper-V SP1の主要アップデートであるダイナミックメモリなどがサポートされるようになります。
- IntelliCacheサポート
- MCS環境でマスタベースイメージを共有ディスクからローカルディスクにキャッシュしてI/O負荷を低減させることができる機能でXenServer 5.6 SP2が必要です。なお、XenServer 5.6 SP2にはXenServer 5.6 FP1の機能が含まれます。
- VMware VSphere 4.1 Update 1がサポートされます。
- Desktop Directorの日本語化されました。
- 简体中文が管理コンソールでサポートされます。
- XenDesktop setup wizardとXD4からのマイグレーションツールが付属します。(すでに単体ではダウンロード可能です。)
- Setup WizardはPVSにパッチとしてインストールしてPVS管理コンソールから起動します。XenDesktop Setup WizardとSteam VM Setup Wizardの2種類あります。前者はXenDesktop 5のカタログを作成します。後者はXenAppを配信する場合など一般的なPVS配信イメージをコピーできます。
- 移行ツールはXenDesktop 4のデータストアーをXMLファイルでエクスポートしてXenDesktop 5のデータベースにインポートできます。移行可能な項目はhttp://support.citrix.com/proddocs/topic/xendesktop-rho/cds-migrate-table-rho.htmlをご参照下さい。